2023.04.21 18:50
海賊版被害2兆円に拡大 21年、日本発コンテンツ
インターネット上の漫画やアニメ、ゲームなど日本発コンテンツの海賊版による被害額の2021年の推計が約2兆円に上ることが21日、映像業界団体「コンテンツ海外流通促進機構(CODA)」の調査で分かった。19年の調査から約5倍に増加し、被害が急拡大している実態が判明した。
調査対象は映像、出版、ゲーム、音楽の4分野。要因として、新型コロナウイルス禍の「巣ごもり需要」によるコンテンツ利用時間の増加や、ストリーミング配信の普及が考えられるという。市場調査や消費者へのアンケートから被害は、約1・9兆~約2・2兆円と推計。流通総額では約6・5兆~約7・8兆円と見込まれるという。