対ロシア制裁拡大、全面禁輸も　Ｇ７検討、報復の恐れ

2023.04.21 18:23

対ロシア制裁拡大、全面禁輸も　Ｇ７検討、報復の恐れ

高知新聞社

　日米欧の先進７カ国（Ｇ７）がウクライナ侵攻を続けるロシアに対し、ほぼ全ての品目の輸出禁止措置を検討していることが２１日分かった。対象を大幅に拡大し制裁の実効性を高める狙いがあるが、Ｇ７各国の輸出企業への打撃は大きく、ロシアの報復も予想される。Ｇ７の足並みがそろわず、措置の導入が実現しない可能性もある。

　日本は欧米と歩調を合わせてロシアに経済制裁を科してきた。軍事力の強化につながるドローンや、ぜいたく品など多数の品目の輸出を禁止。２０２２年度の輸出総額は前年度比３９・８％減の５２４０億円となった。経済産業省の幹部は「制裁に一定の効果があった」と強調する。

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