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2023.04.21 08:37

ちょびっと欠けました 3年ぶり部分日食 室戸市で撮影

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食の最大を迎えた太陽(20日午後2時34分ごろ、室戸市吉良川町丙)

食の最大を迎えた太陽(20日午後2時34分ごろ、室戸市吉良川町丙)

 ほんのちょびっと欠けました―。月が太陽の前を横切り、太陽が欠けて見える部分日食が20日、関東以西の太平洋側などで観測され、高知県室戸市でもわずかに欠けた様子が見られた。

 日本で見られる日食は3年ぶり。前回の2020年6月21日は、高知県内は天候に恵まれなかった。国立天文台によると、今回の日食は全国的に欠け具合が小さく、室戸市では太陽の面積の0・2%ほど。同市吉良川町丙の道の駅「キラメッセ室戸」では28分間、食が確認できたものの、周囲で気づく人はいなかった。

 太陽が欠けても、気温は上昇。本山町や四万十市の江川崎では最高気温が26・7度の夏日に。高知市で24・3度、室戸岬で21・7度など県内9地点で今年最高を更新した。

 汗ばむ陽気の中、「キラメッセ室戸」で妻と一緒にアイスを食べていた山崎嘉仁さん(56)は「日食? 知らんかった」とぽかんとした表情。撮影した日食写真に「これは…。分からんねえ」と苦笑いしていた。

 日食が次に日本で見られるのは7年後、30年6月1日という。(森本敦士)

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