2023.04.17 17:02
関西に大型データ拠点新設 三菱商事系が検討
MCデジタル・リアルティが大阪府内に設けた「KIXキャンパス」の一部
三菱商事系のデータセンター運営会社「MCデジタル・リアルティ」が、関西地方に複数の大型データセンターを集めた拠点を新設する検討に入ったことが17日、分かった。いくつかの建設候補地があるといい、地震や水害のリスクなどを精査して最終決定する。大型センター1棟の整備には数百億円が必要とされるため、総投資額は1千億円を超える可能性がある。
データセンターは、サーバーや通信機器を集約して管理する施設だ。膨大な情報の保管や処理に欠かせず、デジタル社会の基盤として重要性が増している。
MC社は現在、大阪府の茨木市と箕面市にまたがる拠点「KIXキャンパス」で計4棟のセンターを運用している。