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2023.04.15 10:20

脱炭素が論点、生物多様性保全へ G7環境相会合、札幌で開幕

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 開幕したG7気候・エネルギー・環境相会合であいさつする西村経産相(前列左)。同右は西村環境相=15日午前、札幌市

 先進7カ国(G7)気候・エネルギー・環境相会合が15日、札幌市で開幕した。産業革命前からの気温上昇を1・5度に抑えるパリ協定の目標実現が危ぶまれる中、協調して脱炭素化を加速する意思が示せるかどうかが注目点。世界で劣化が進む生物多様性を回復させるため、新枠組みを設立する見通し。


 札幌会合は日本で今年対面開催するG7閣僚会合の皮切りで、5月の首脳会議(広島サミット)に向けた交渉が本格化。会合冒頭に西村康稔経済産業相は「気候変動問題の解決と、エネルギー安全保障の確保を同時に推進することが求められている」とあいさつ。西村明宏環境相は「持続可能で強靱な社会システムへの変革にG7全体で取り組んでいく」と述べた。2人は共同議長を務め、最終日の16日に成果文書をまとめる。


 国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は3月の報告書で、気温上昇を1・5度に抑えて地球温暖化の深刻な被害を回避するには、2030年に世界の二酸化炭素(CO2)排出を19年比で半減、35年に65%減らす対策が必要と指摘した。

(c)KYODONEWS

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