2023.04.14 17:19
沖縄のヤングケアラー推定7千人 全体の5%、県が初の実態調査
沖縄県の「ヤングケアラー」に関する実態調査結果を発表する玉城デニー知事=14日午前、県庁
沖縄県は14日、日常的に家族の介護や世話をする「ヤングケアラー」について、小学5年~高校3年の児童・生徒13万6065人を対象とした初の実態調査結果を公表した。ヤングケアラーと思われるのは全体の5・5%に当たる約7450人と推定した。うち、日常生活に何らかの影響が出て、支援が急がれるのは全体の1・8%の約2450人だった。
玉城デニー知事は同日の記者会見で「重い責任や負担を負う多くの子どもがいる。早期発見し、支援につなげる取り組みを強化したい」とした。
調査では、小中高いずれのグループでも3%超が平日7時間以上世話をすることがあり、20%超がつらさやストレスを感じていた。