2023.04.12 19:08
太陽光と風力の割合12%に拡大 世界の発電量、日本に遅れ
世界の太陽光と風力による発電量が2022年は前年から20%近く伸び、全体の発電量に占める割合も拡大して12・1%となったとの報告書を英シンクタンクのエンバーが12日、公表した。今後も伸びると予測し「化石燃料による発電が増加するのは22年が最後かもしれない」と分析した。日本は太陽光の割合が比較的高いが風力は極端に低く欧米や中国に水をあけられている。
15、16日に札幌市で開かれる先進7カ国(G7)気候・エネルギー・環境相会合は、電力部門の脱炭素化が主要な論点になる。化石燃料に大きく依存する議長国日本が意欲的な合意に導けるかどうかが注目されている。