2023.04.12 15:48
Ｇショック、登場から４０年 世界販売１億４千万個
カシオ計算機の「Ｇ―ＳＨＯＣＫ（Ｇショック）」の初号機（同社提供）
衝撃に強いカシオ計算機の腕時計「Ｇ―ＳＨＯＣＫ（Ｇショック）」の登場から１２日で４０年を迎えた。米国で人気に火が付き、逆輸入される形で、日本でも１９９０年代に若者らの間で大ヒット。今でも人気は根強く、世界でこれまで１億４千万個以上売れた。カシオは４０周年に合わせて初号機のデザインを引き継いだモデルの新商品を５月１９日に発売する。
Ｇショックの歴史は「落としても壊れない丈夫な時計」という１行の企画書から始まった。落下実験を繰り返すなど、試行錯誤の末に完成。８３年に初号機を売り出したが、８０年代は日本での販売が年１万個程度にとどまるなど低空飛行が続いた。
だが、米国でアイスホッケーのパックの代わりにＧショックをシュートするテレビＣＭが話題となり人気が爆発。日本ではストリートファッションの流行に乗り、ナイキの運動靴「エアマックス」などとともに若者らに支持された。その後、人気に陰りも出たが、海外展開を強化し、販売は盛り返している。
新商品「ＤＷ―Ｈ５６００」は、心拍数を計測できる機能を備える。
