2023.04.11 17:22
地銀75行、リスク商品見直し 外貨保険や投資信託
地方銀行99行と埼玉りそな銀行に対する金融商品の調査結果
金融庁は11日、地方銀行99行と埼玉りそな銀行に実施した金融商品に関する調査結果を公表した。損失発生のリスクが高い仕組み債と商品設計が似ているとされる外貨建て保険や投資信託などについて、75行が販売態勢を見直していると回答。金融庁は商品内容を説明するだけでなく、資産状況などを踏まえて顧客の立場に立った業務運営を求めている。
仕組み債は国債よりも高い利回りが期待できる一方、株式相場の下落などで元本を大きく損なう恐れがあり、顧客の苦情が多い。米ドルなどで運用される外貨建て保険も為替相場で円高ドル安が進めば保険金が想定よりも少なくなる可能性がある。