2023.04.08 08:32
まんが甲子園予選テーマは「ナゾ」「異次元の○○」 本選8/5、6かるぽーと
「第32回まんが甲子園」の予選テーマを発表する主催者(高知市丸ノ内1丁目の「高知まんがBASE」)
今年のまんが甲子園は、8月5、6日に同市九反田の市文化プラザ「かるぽーと」で本選が行われる。
予選への応募は、テーマ一つを選び、1校3~5人のチームで作画した作品を「まんが王国・土佐」ポータルサイトを通じて全世界から受け付ける。
予選審査は6月16日に漫画家の山根青鬼さん、くさか里樹さんら6人が行い、本選に進む国内30校と海外3校を選出。本選ではゲスト審査員2人を迎え、計8人で審査する。問い合わせは県文化国際課まんが王国土佐室(088・823・9711)へ。(楠瀬慶太)
本選、敗者復活を廃止 全出場校が2日間競技
第32回まんが甲子園から本選の競技方法を変更し、2日間とも出場全校が作品を制作する形式にすることも7日発表された。これに伴い、1992年の第1回大会(オンライン開催の第30回は除く)以降続いてきた敗者復活戦は廃止される。
これまでは、初日の1次競技で敗退した学校は敗者復活戦に回り、夕方から夜にかけて作画。その後、審査を経て上位数校が2日目の決勝戦に出場していた。
主催者によると、以前から「敗者復活戦は生徒の負担が大きい」という声があり、前回大会終了後から、審査員の意見も聞き、競技方法の見直しを行っていたという。
今後は初日を第1試合、2日目を第2試合とし、各試合前にテーマを発表。参加校は両日とも例年と同じく5時間半かけて作品を仕上げる。各試合後に審査を受け、それぞれ上位10作品を選出。計20作品の中から最優秀賞を含めた主な賞を決める。
主催者は「敗者復活戦の面白さはあったが、全出場校のペン児たちが2日間全力投球する姿を楽しみにしてもらいたい」と話していた。(楠瀬慶太)