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2023.04.04 18:42

原子炉の土台内側、全周が損傷か 福島第1原発1号機を調査

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 東京電力福島第1原発1号機の原子炉圧力容器の土台内壁の様子。コンクリートがなくなり、鉄筋がむき出しになっている=3月29日(国際廃炉研究開発機構提供)

 東京電力は4日、福島第1原発1号機の原子炉格納容器内部調査の結果、原子炉圧力容器を支える円筒状の土台内側の壁が全周にわたって損傷している可能性があるとの認識を示した。今後、撮影した動画を見えやすく処理してさらに分析し、土台の耐震性を評価する。


 調査は水中ロボットを使い3月28~31日に実施。内径5メートルの土台内側の半周以上で、壁のコンクリートがなくなり鉄筋がむき出しになっていた。残りの部分はロボットのケーブルが届かず撮影できなかったが、状況からみて全周が損傷している可能性が高いと判断した。


 1号機の格納容器調査は溶融核燃料(デブリ)の取り出しに向けた情報収集が目的。

(c)KYODONEWS

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