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2023.03.30 08:40

イオン南側の道路4車線に 3/30午後から 高知駅秦南町線 渋滞緩和に期待

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高知駅秦南町線のイオンモール高知南側の区間。久万川橋の拡幅により4車線になる(高知市秦南町1丁目=ドローンで佐藤邦昭撮影)

高知駅秦南町線のイオンモール高知南側の区間。久万川橋の拡幅により4車線になる(高知市秦南町1丁目=ドローンで佐藤邦昭撮影)

 JR高知駅と県道高知北環状線を結ぶ都市計画道路「高知駅秦南町線」(1230メートル)のうち、暫定2車線だった産業道路からイオンモール高知南端までの350メートル区間の4車線化工事が終わり、30日午後1時をめどに供用が始まる。沿線にはイオンのほか、緊急車両が行き交う高知赤十字病院や北消防署が立地しており、周辺の渋滞緩和が期待される。

 同線は2014年度、シキボウ高知工場跡地への病院移転と消防署新設による渋滞対策として県と高知市が整備に着手した。産業道路から北環状線まで、2車線(道幅12メートル)の道を4車線(23メートル)化する内容で、総事業費74億円。市が用地を買収し、県が工事を進めてきた。

 このうち、イオン南端から北環状線までの約390メートルは19年3月に完了。今回の350メートル区間は、久万川に架かる久万川橋(長さ83メートル)の拡幅を含んでおり、東京五輪による資材不足などで21年度中の完了予定から1年延びていた。周辺では現在、産業道路からイオン方面に向かう車を中心に渋滞が発生している。

 車道の供用後も久万川橋の歩道は工事を続け、歩行者や自転車は当面の間、橋の東側に架かる仮設の歩道橋を渡る。県は今年9月をめどに歩道を完成させる。

 30日は久万川橋の車線を引く作業が終わり次第、供用される。(大山泰志)

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