2023.03.28 19:10
システム脆弱で被害拡大 大阪の病院、調査委報告
大阪急性期・総合医療センター(大阪市住吉区)がサイバー攻撃を受け、システム障害が発生した問題で、原因や再発防止策を検討する調査委員会が28日、報告書を公表した。給食の委託業者経由でシステムに侵入されたと断定し、外部接続の管理不備に加えてセンターの対策が脆弱で被害が拡大したと結論付けた。
報告書によると、攻撃者は昨年10月31日、ネットワーク接続する配食事業者経由でセンターの給食管理サーバーに侵入。ウイルス対策ソフトをアンインストールし、電子カルテシステムにも侵入して暗号化したため、カルテが閲覧できなくなった。