2023.03.28 16:50
家庭のルーター「踏み台」に 不正アクセス、設定確認を
家庭用ルーターの設定を確認するよう注意を呼びかける警視庁の警察官(左)=28日午後、東京・秋葉原
警視庁公安部は28日、2020年以降に発生した企業への不正アクセス事件で、一般家庭のルーターが乗っ取られ「踏み台」として使われたケースが複数あったと発表した。外部から設定が変えられていないかどうか定期的に確認する必要性があるとして、公安部は28日、東京・秋葉原で注意を呼びかけるリーフレットを配った。
公安部によると、近年のルーターは高機能化し、外部から設定が変えられる。知らないアカウントが追加されているなどの変更があれば、初期化し、ソフトウエアを最新のものにするといった対策が必要だ。
公安部は、一般家庭のルーターを踏み台にして、追跡を困難にする狙いがあるとみている。