2023.03.24 08:35
多額の予算、成婚は少数 婚活支援で民間活用検討を 県外部監査人
高知県の包括外部監査人の紫藤秀久氏=弁護士=は23日、2022年度の監査結果報告書を浜田省司知事に提出した。少子化・子育て支援対策の婚活支援事業について、民間企業が多数存在するとして「民間サービス活用の可能性を検討すべきだ」と指摘した。
報告書では、マッチングシステムを含む「こうち出会いサポートセンター」の運営委託料など、県の出会い支援事業の予算は年間3千万~4千万円と多額にもかかわらず、成婚数は20年度は11組、21年度は14組にとどまると指摘。
「異性との出会い方も大きく変化しており、機敏に対応しなければ変化の乏しい支援事業にとどまってしまう」とし、運営委託を現在の随意契約から公募型プロポーザルなどにして、競争原理を働かせて内容を検討するよう求めた。
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