2024年 05月12日(日)

現在
6時間後

こんにちはゲスト様

高知新聞PLUSの活用法

2023.03.20 22:00

30年のCO2排出、半減が必要 1・5度抑制へIPCC

SHARE

 気温上昇を1・5度に抑えるのに必要な排出削減

 国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は20日、今世紀末の気温上昇幅が1・5度を超える恐れが強まっており、この水準に抑えるには2030年に世界の二酸化炭素(CO2)排出を現状から半減させる必要があるとの報告書を公表した。今後10年間の対策が人類や地球に「数千年にわたり影響を与える」と警告、各国に抜本的な対策を急ぐよう求めた。


 地球温暖化の重大な被害を回避するため世界はパリ協定の下、産業革命前からの気温上昇を1・5度に抑えることを目指している。報告書は「気温は既に1・1度上昇しており、対策を強化しなければ今世紀末に最大3・4度の上昇になる」と予測した。


 1・5度抑制のためには、19年と比べたCO2排出量を30年に48%減、35年に65%減とするなど短期間で大幅削減が必要だと強調。メタンなどを含む温室効果ガス全体でも30年に43%減、35年に60%減が求められるとした。各国は今後、35年の削減目標を策定予定で、影響を与えるとみられる。

(c)KYODONEWS

国内・国際 N主要 N科学・環境

注目の記事

アクセスランキング

  • 24時間

  • 1週間

  • 1ヶ月