2023.03.20 08:39
「お別れ会」で6000人が思い出共有 高知南中高卒業生が学びやに別れ
たくさんの卒業生らでにぎわう中庭(写真はいずれも高知市桟橋通6丁目の高知南中高校)
校友会メンバーでつくる実行委員会が主催し、1期生から今年の卒業生まで幅広い年代が来校。体育館や図書室などで旧友らと思い出を語り合った。廊下には「大雨の日は廊下にカニが出る」といった「みなみあるある」も掲示された。
教室などでは名物教師9人が「最後の授業」。懐かしの先生を見ようと、どの教室も廊下に立ち見があふれた。
名物教師を招いた「最後の授業」
鳥の唐揚げにマヨネーズ。名物だった「マヨから丼」
中庭では、食堂の人気メニュー「マヨから丼」が再現され限定60食が10分で完売。卒業生たちは「これ。この甘辛とマヨネーズのバランス」「食堂でどうでもいいことを話しながら食べたよね」と盛り上がった。
閉会式で校内最後の校歌を斉唱。3期生の平川善恵さん(49)は「校歌をもう聞くことがない寂しさと、最後にみんなで歌えたうれしさで涙があふれた」と目尻をぬぐった。実行委員長の秋本洋雄さん(51)は予想以上に多くの卒業生が訪れたことを喜び、「最後の最後でたくさんの卒業生やその家族と時間を共有できて良かった」と話していた。
南高は1987年、南中は2002年に開校。卒業生は中学校2306人、高校1万851人。(加藤風花)