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2023.03.16 08:35

宿毛市で「サクラサク」昨年より1日早く開花、独自に宣言 高知県

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宿毛市が独自に開花宣言したソメイヨシノ(同市坂ノ下)

宿毛市が独自に開花宣言したソメイヨシノ(同市坂ノ下)


 高知県宿毛市は15日、独自に設けているソメイヨシノの標本木の開花を宣言した。桜の里を掲げる同市に、昨年より1日早く春の便りが届いた。

 かつて同市には、桜の開花宣言を発表する気象庁の測候所と標本木があったが、2001年に廃止。市は、同市坂ノ下の荒瀬山の麓にあるソメイヨシノを標本木として、毎年5輪以上が咲いた日に開花を宣言している。

 高知地方気象台によると、この日の同市の最高気温は県内で最も暖かい21・0度を記録。午後1時半には、高さ3メートルほどの枝に5輪以上の花が確認された。

 14日には東京都で全国トップを切って開花宣言が出されており、同市商工観光課職員は「先を越された」とやや悔しそう。同日にはまだつぼみばかりだったといい、「今日は気温が高かったから一気に咲いたのかな」と話していた。(河本真澄)

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