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2023.03.15 21:56

墜落の米無人機、回収困難 ロシア接触否定、応酬に

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 【ワシントン共同】米軍の無人偵察機MQ9が14日、ロシア軍戦闘機に衝突され、黒海に墜落した。米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は15日、CNNテレビで「水深の深い黒海に落ちた。回収できないかもしれない」と述べた。墜落機体がロシアの手に渡り、技術が流出する懸念も指摘される。接触を否定するロシア側は米無人機の黒海上空飛行に「挑発」と反発し、米側と応酬になった。


 米メディアによると、ウクライナ侵攻後に米ロ両軍機が衝突したのは初めて。両軍が近接した地域で活動を続ける中、直接的な交戦を避ける米国がロシアとの緊張激化を防ぎながらウクライナ支援を続けることの難しさを浮き彫りにした。


 ロシア国防省報道官は15日の声明で、戦闘機は接触しておらず武器も使わなかったとし、MQ9が制御を失って墜落したと改めて強調。プーチン大統領の側近、パトルシェフ安全保障会議書記は同日、MQ9の残骸について国営テレビに「可能かどうか分からないが、回収に努める」と述べた。

(c)KYODONEWS

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