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2023.03.15 08:45

劇団四季が高知ゆかりのミュージカル上演 「ジョン万次郎の夢」 全国公演は9年ぶり

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日米の間で活躍する姿を描くミュージカル「ジョン万次郎の夢」(東京都港区=撮影・阿部章仁)

日米の間で活躍する姿を描くミュージカル「ジョン万次郎の夢」(東京都港区=撮影・阿部章仁)

 ジョン万次郎(1827~98年)の半生を描いた劇団四季のミュージカル「ジョン万次郎の夢」が、東京都港区の自由劇場で始まった。4月2日までで、その後は全国で公演する。

 「ジョン万―」は劇団創設者の故浅利慶太さんが台本・構成・演出を手掛け、1974年の初演から長く上演され続けている。全国公演は9年ぶりで、来年3月まで各地を巡回する。四国での上演は未定。

 ミュージカルは、土佐清水市出身の万次郎が出漁中に遭難する場面から始まる。米国の捕鯨船に助けられ、英語や航海術などを身に付け、日本に戻った万次郎。咸臨丸に通訳・技術指導員として乗り込み、日米の架け橋になろうと活躍する。

 四季の河崎誠・制作部長(51)=香美市出身=は「持ち前の好奇心で未来を切り開いた万次郎の生きざまは、今を生きる私たちに通じる。大人から子どもまで楽しめる内容で、諦めないことの大切さを伝えたい」と話している。(浜崎達朗)

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