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2023.03.10 10:02

福島と「つながり薄れた」8割 避難先定着、古里に愛着も

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 避難前の地域とのつながりについて

 東京電力福島第1原発事故で避難し、福島県外で暮らす306人が回答した共同通信の調査で、77%が避難前の地域との「つながりが薄れた」と感じていることが10日、分かった。「戻りたい」は25%にとどまった。一方で「つながりを保ちたい」も78%あった。避難の長期化で県外での定着が進むが、古里を思い続ける複雑な心情が明らかになった。


 昨年12月~今年2月、手渡しや各地の支援団体を通じ質問票を配布、回答を集計した。帰還の意思に加え「居場所と思えるのはどこか」など心境に焦点を当てた。


 避難まで住んでいた地域について、つながりが薄れていると「感じる」は44%、「少し感じる」は33%だった。理由は「時間がたちすぎた」が突出して多く、「友人や他の避難者との関わりが減った」が続いた。


 居場所と思えるのは「避難先」が43%で、11%の「避難元」と差が開いた。「ない」「わからない」も計33%に上った。


 避難先の住民との交流は「ある」「少しある」が計80%で、地域に溶け込んでいる様子が見られた。

(c)KYODONEWS

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