2023.03.08 16:01
景気指数、2カ月ぶり悪化 1月、足踏み判断は維持
内閣府が8日発表した1月の景気動向指数は、景気の現状を示す「一致指数」(2015年=100、速報値)が前月比3・0ポイント低下し96・1だった。2カ月ぶりに悪化した。基調判断は前月の「足踏み」を維持した。
低下幅は前月比で6・6ポイント落ちた2020年5月以来の大きさだった。一致指数を構成する項目では、生産指数が悪化した。部品不足から自動車の生産が減少し、海外経済の減速懸念から半導体製造装置なども減った。
春節により経済活動が停滞した中国向けの輸出が落ち込み、輸出数量指数も低下した。
数カ月先の景気を表す「先行指数」は0・4ポイント低い96・5だった。悪化は3カ月連続。