2023.03.06 08:34
豪華で精巧な皿鉢ずらり、4年ぶり「南国土佐皿鉢祭」高知市の大橋通商店街
躍動感あふれる皿鉢が並んだ「南国土佐皿鉢祭」(高知市の大橋通商店街)
伝統料理の継承などを目的に、南国土佐皿鉢まつり実施運営委員会が主催。新型コロナウイルスの影響で3年連続中止となっていたが、今年は「春爛漫(らんまん)」をテーマに、県内の飲食店や旅館など27団体の調理師が参加した。
ウツボやカツオ、キンメダイにタチウオ…。立体的に重なり合うように盛り付けられた大作は躍動感いっぱい。ニンジンや大根を彫って作った牧野富太郎博士やオナガドリなどの細工も目を引いていた。
見物客は「これ本物?」「おなかすいてきた」とのぞき込んだり、写真を撮ったり。高知市愛宕山から親子で訪れた関敦子さん(57)は、キンメダイの生け作りを見て、30年前の結婚式を思い出したそう。「皿鉢を見るとめでたい気分になる。懐かしいなあ」と目を細めていた。(人見彩織)