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2023.03.04 08:47

高知学芸高1年ペア、全国「花いけ」5位 片岡さん・宮本さん「楽しさ再確認できた」

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花いけの全国大会で5位入賞した学芸高校の片岡里香さん(左)と宮本晴さん

花いけの全国大会で5位入賞した学芸高校の片岡里香さん(左)と宮本晴さん

 全国の高校生が即興で花を生け、出来栄えを競う「花いけバトル」決勝大会がこのほど高松市で開かれ、高知市の学芸高1年の片岡里香さん(16)、宮本晴さん(16)のペアが全国231チームの中で5位となった。県勢の入賞は、昨年の岡豊ペアに続き2度目で、2人は「花生けの楽しさを再確認できた」と喜んでいる。

 大会は、香川県などでつくる実行委員会が2017年度から毎年開催。2人一組で、5分以内に花材や花器を選んで生ける。審査員が独創性や表現力、所作の美しさなどを評価し、勝敗を決める。

 予選は昨年6~11月に全国13カ所で開かれ、計104校のペアが出場。四国地区は10月に、地元香川を除く3県5校13チームで争った。

 2人の作品は「アンバランスな構成が魅力。華やかさの中に力強さがある」「大人っぽい色合わせで、所作が丁寧」などの評価を得て優勝。そこから決勝大会に向け、過去の大会映像を見ては「この色いいね」「うちらやったら、こっちに花を入れるね」など、イメージを共有してきたという。

 決勝大会は1月22日、まず予選ラウンドを行った。

予選ラウンドで仕上げた共同作品

予選ラウンドで仕上げた共同作品

 片岡さんが白い菊や紫のドラセナなどを使い「クールでシックな」作品を、宮本さんは左右に広がるハクモクレンの中央に暖色系の花を生け「温かな感じに」仕上げた。続く共同作品は「2人の好きなように生けた」。丸い花器にキンカンや赤のダリア、ボケの枝を挿し、「調和が取れた」と評される作品に仕上げた。

 予選3位で上位6チームによる決勝トーナメントに進んだが、続く試合で大会優勝の相愛高校(大阪)に惜敗。それでも2人は「上手な相手と戦えてうれしかった」。片岡さんは「全国レベルの人の所作や花の扱い方のきれいさに感心した。勉強になりました」。宮本さんは「生けた分だけ成長できる。納得のいく作品を作れるよう頑張りたい」と、ともに笑顔で話していた。(玉置萌恵)

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