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2023.03.03 08:40

土佐打刃物、仏で好評 リヨン市「和食月間」で販売 直七スイーツも高評価

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「和食月間」で展示販売されている土佐打刃物(写真はいずれもフランス・リヨン市の「リヨン国際美食館」=在リヨン領事事務所提供)

「和食月間」で展示販売されている土佐打刃物(写真はいずれもフランス・リヨン市の「リヨン国際美食館」=在リヨン領事事務所提供)

 美食の都として知られるフランス・リヨン市で開催中の「和食月間」と銘打ったイベントで、土佐打刃物や直七スイーツなどの県産品が紹介されている。香美市出身の在リヨン領事事務所副領事、都築和仁さん(35)は「日本に関心を持つシェフや著名人にPRすることで波及効果に期待できる。継続してPRすることが大事だと思う」と話している。

直七のマカロン、ブンタンクリームのタルトを試食したセミナー参加者

直七のマカロン、ブンタンクリームのタルトを試食したセミナー参加者

 和食文化への理解促進を目指して、リヨン・メトロポール(広域行政単位)、同領事事務所などが2月3日~3月5日に開催。日本の特産品を使った弁当や酒などの試食・試飲、食材や工芸品などの販売、講演・ワークショップなど多彩な内容になっている。

 土佐打刃物は、食に関する工芸品が並ぶ一角で展示販売。料理人や包丁収集家、主婦らさまざまな客層が訪れ、「西欧の包丁とはひと味違う見た目の美しさに引かれる人も多いようだ」と都築さん。万能包丁の売れ行きが良いほか、クジラの形をした「くじらナイフ」をプレゼント用に購入する人も多いという。

セミナーで講演するセバスチャン・ブイエさん

セミナーで講演するセバスチャン・ブイエさん

 2月23日には、東京や大阪にも出店している有名パティシエ、セバスチャン・ブイエさんがセミナーを開き、県産の直七とブンタンの果汁を使ったスイーツの試作品を披露。直七といりごまのマカロンを試食した参加者から、「普段食べ慣れていない味で、旅行している気分になった」「もともとごまが大好き。直七との組み合わせでより一層おいしく感じた」などの感想が寄せられたという。

直七といりゴマのマカロン=左=とブンタンクリームのタルト

直七といりゴマのマカロン=左=とブンタンクリームのタルト

 都築さんは「対日感情が良好なフランスでは、各年齢層に日本文化が浸透していると実感している。今後もあらゆる機会に高知の豊かさを発信していきたい」と話している。(松田さやか)

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