2023.03.02 08:45
3853人が卒業 高知西・高知南・安芸桜ケ丘の統合3校は最後の式 高知県内の公立高校
高知西高で卒業証書を授与される生徒(高知市)
高知県内のほとんどの公立高校で1日、卒業式が行われた。今春の統合を控えた高知西、高知南、安芸桜ケ丘の3校では、最後の卒業生が晴れやかな面持ちで学びやを巣立った。
高知西高(高知市鴨部2丁目)の体育館には、保護者や統合する高知国際高の1、2年生ら約1400人が集った。最後の生徒会長、森田敦也さんは新型コロナ禍で「一生に一度の密な青春が奪われた」日々を振り返り、制限が緩和された3年時は「失われた何かを取り戻そうと必死だった」。修学旅行や体育祭、ミニ文化祭はもちろん、何より「みんなのおかげで本当に楽しい高校生活が送れた」と感謝し、「後輩」に向け「地域の方々、西高や南高の卒業生にも愛される学校をつくってください」とエールを送った。
最後の卒業生は268人。式典前には卒業生代表が、20年後の自分へ宛てた手紙をタイムカプセルに入れて校内の花壇に埋めた。2042年に掘り起こす。
高知南高校(同市桟橋通6丁目)は、…