2023.03.01 08:41
高知県議選、１０選挙区で「無投票」か ３７議席５０人出馬表明 告示まで１カ月
統一地方選の前半戦となる県議選は、３月３１日の告示（４月９日投開票）まで１カ月となった。前回と同じ総定数３７に対し、２月２８日時点で５０人が出馬を表明。全１７選挙区のうち過半数の１０選挙区は、現段階で定数以上の出馬表明がなく、無投票となる選挙区数が過去最多になる可能性が高まっている。
無投票の可能性があるのは、室戸市・東洋町区（定数１）、安芸郡区（１）、香美市区（１）、吾川郡区（２）、土佐市区（１）、須崎市区（１）、高岡郡東区（１）、高岡郡西区（２）、黒潮町区（１）、宿毛市・大月町・三原村区（２）。定数計１３は総定数の約３分の１に当たる。
これまでの県議選で無投票が最も多かったのは、１９７９年、２００３年、前回１９年の５選挙区だった。人口減少などを背景に、全国的に地方議員のなり手不足が問題化しており、本県の県議選でもその状況が浮き彫りになりそうだ。
各党の公認数は、自民が前回より２人多い２３人（現職２０、新人３）、共産が前回と同じ６人（現職３、新人２、元職１）、公明も前回と同じ３人（現職１、新人２）。立憲民主は現職１人、国民民主は前職１人、参政は新人１人を擁立する。無所属は３人少ない１５人（現職５、前職１、元職１、新人８）。
過半数の議席を占める自民は、現職のいない選挙区にも新人を立てて会派勢力（現有２１）の拡大を目指す。共産は現有５議席からの上積みを狙うが、検討していた高岡郡東区は擁立が難しい情勢。公明はベテランの後継となる新人を含めて前回と同じ３議席の確保を期す。立民は現職の議席維持、国民、参政は議席獲得に全力を挙げる。
最大選挙区の高知市区（定数１５）は前回より６人多い２２人が立つ見通しで、他にも出馬を模索する動きがある。定数２の香南市区、南国市区、四万十市区は三つどもえの戦いが濃厚。激戦が予想される１人区もある。（井上智仁）
高知県議選立候補予定者
【室戸市・東洋町〈１〉】
弘田兼一 ６６ 自民・現（３）（公明推薦）
【安芸郡〈１〉】
上治堂司 ６８ 自民・現（１）（公明推薦）
【安芸市・芸西村（１〉】
野町雅樹 ５７ 自民・現（２）（公明推薦）
樋口秀洋 ７３ 無所属・元（５）
【香南市〈２〉】
浜口涼子 ４７ 自民・現（１）（公明推薦）
槙尾絢子 ３３ 自民・現（１）（公明推薦）
畠中拓馬 ４４ 無所属・新
【香美市〈１〉】
依光美代子 ７４ 無所属・現（１）
【南国市〈２〉】
田中徹 ４４ 自民・現（２）（公明推薦）
岡田芳秀 ６５ 共産・現（１）
甲藤雄司 ４０ 無所属・新
【長岡郡・土佐郡〈１〉】
金岡佳時 ６８ 自民・現（２）（公明推薦）
細川博司 ６６ 無所属・新
【高知市〈１５〉】
三石文隆 ６８ 自民・現（６）
上田貢太郎 ５４ 自民・現（２）
土居央 ５１ 自民・現（２）
西内隆純 ４１ 自民・現（２）
向井和至 ４７ 自民・新
塚地佐智 ６６ 共産・現（８）
中根佐知 ６７ 共産・現（４）
秦愛 ４７ 共産・新
細木良 ５９ 共産・新
西森雅和 ６０ 公明・現（５）
寺内憲資 ６３ 公明・新
西森美和 ５４ 公明・新
田所裕介 ４２ 立民・現（１）
前田強 ３９ 国民・前（１）
荒牧国晴 ４１ 参政・新
坂本茂雄 ６８ 無所属・現（５）（社民推薦）
大石宗 ４２ 無所属・現（３）
久保博道 ６８ 無所属・前（１）
海治甲太郎 ６９ 無所属・新
中島康治 ４４ 無所属・新
広田晋一郎 ５４ 無所属・新
水野雪絵 ５４ 無所属・新
【吾川郡〈２〉】
横山文人 ４４ 自民・現（２）（公明推薦）
岡田竜平 ４６ 無所属・新
【土佐市〈１〉】
戸田宗崇 ５６ 自民・新（公明推薦）
【須崎市〈１〉】
西内健 ５６ 自民・現（３）（公明推薦）
【高岡郡東〈１〉】
桑鶴太朗 ４５ 自民・現（１）（公明推薦）
【高岡郡西〈２〉】
武石利彦 ６５ 自民・現（６）
明神健夫 ７４ 自民・現（３）（公明推薦）
【黒潮町〈１〉】
下村勝幸 ５７ 自民・現（２）（公明推薦）
【四万十市〈２〉】
土森正一 ５４ 自民・現（１）（公明推薦）
石井孝 ４９ 無所属・現（２）
岡本和也 ６７ 共産・元（１）
【土佐清水市〈１〉】
橋本敏男 ６４ 無所属・現（２）
谷口佳保 ４１ 自民・新（公明推薦）
【宿毛市・大月町・三原村（２〉】
加藤漠 ３９ 自民・現（３）（公明推薦）
今城誠司 ５９ 自民・現（２）（公明推薦）
（２８日現在。各選挙区の横の数字は定数。（）内の数字は当選回数。現・前・元・新、県議会勢力、当選回数などを考慮した順。敬称略）
これまでの県議選で無投票が最も多かったのは、１９７９年、２００３年、前回１９年の５選挙区だった。人口減少などを背景に、全国的に地方議員のなり手不足が問題化しており、本県の県議選でもその状況が浮き彫りになりそうだ。
各党の公認数は、自民が前回より２人多い２３人（現職２０、新人３）、共産が前回と同じ６人（現職３、新人２、元職１）、公明も前回と同じ３人（現職１、新人２）。立憲民主は現職１人、国民民主は前職１人、参政は新人１人を擁立する。無所属は３人少ない１５人（現職５、前職１、元職１、新人８）。
過半数の議席を占める自民は、現職のいない選挙区にも新人を立てて会派勢力（現有２１）の拡大を目指す。共産は現有５議席からの上積みを狙うが、検討していた高岡郡東区は擁立が難しい情勢。公明はベテランの後継となる新人を含めて前回と同じ３議席の確保を期す。立民は現職の議席維持、国民、参政は議席獲得に全力を挙げる。
最大選挙区の高知市区（定数１５）は前回より６人多い２２人が立つ見通しで、他にも出馬を模索する動きがある。定数２の香南市区、南国市区、四万十市区は三つどもえの戦いが濃厚。激戦が予想される１人区もある。（井上智仁）
高知県議選立候補予定者
【室戸市・東洋町〈１〉】
弘田兼一 ６６ 自民・現（３）（公明推薦）
【安芸郡〈１〉】
上治堂司 ６８ 自民・現（１）（公明推薦）
【安芸市・芸西村（１〉】
野町雅樹 ５７ 自民・現（２）（公明推薦）
樋口秀洋 ７３ 無所属・元（５）
【香南市〈２〉】
浜口涼子 ４７ 自民・現（１）（公明推薦）
槙尾絢子 ３３ 自民・現（１）（公明推薦）
畠中拓馬 ４４ 無所属・新
【香美市〈１〉】
依光美代子 ７４ 無所属・現（１）
【南国市〈２〉】
田中徹 ４４ 自民・現（２）（公明推薦）
岡田芳秀 ６５ 共産・現（１）
甲藤雄司 ４０ 無所属・新
【長岡郡・土佐郡〈１〉】
金岡佳時 ６８ 自民・現（２）（公明推薦）
細川博司 ６６ 無所属・新
【高知市〈１５〉】
三石文隆 ６８ 自民・現（６）
上田貢太郎 ５４ 自民・現（２）
土居央 ５１ 自民・現（２）
西内隆純 ４１ 自民・現（２）
向井和至 ４７ 自民・新
塚地佐智 ６６ 共産・現（８）
中根佐知 ６７ 共産・現（４）
秦愛 ４７ 共産・新
細木良 ５９ 共産・新
西森雅和 ６０ 公明・現（５）
寺内憲資 ６３ 公明・新
西森美和 ５４ 公明・新
田所裕介 ４２ 立民・現（１）
前田強 ３９ 国民・前（１）
荒牧国晴 ４１ 参政・新
坂本茂雄 ６８ 無所属・現（５）（社民推薦）
大石宗 ４２ 無所属・現（３）
久保博道 ６８ 無所属・前（１）
海治甲太郎 ６９ 無所属・新
中島康治 ４４ 無所属・新
広田晋一郎 ５４ 無所属・新
水野雪絵 ５４ 無所属・新
【吾川郡〈２〉】
横山文人 ４４ 自民・現（２）（公明推薦）
岡田竜平 ４６ 無所属・新
【土佐市〈１〉】
戸田宗崇 ５６ 自民・新（公明推薦）
【須崎市〈１〉】
西内健 ５６ 自民・現（３）（公明推薦）
【高岡郡東〈１〉】
桑鶴太朗 ４５ 自民・現（１）（公明推薦）
【高岡郡西〈２〉】
武石利彦 ６５ 自民・現（６）
明神健夫 ７４ 自民・現（３）（公明推薦）
【黒潮町〈１〉】
下村勝幸 ５７ 自民・現（２）（公明推薦）
【四万十市〈２〉】
土森正一 ５４ 自民・現（１）（公明推薦）
石井孝 ４９ 無所属・現（２）
岡本和也 ６７ 共産・元（１）
【土佐清水市〈１〉】
橋本敏男 ６４ 無所属・現（２）
谷口佳保 ４１ 自民・新（公明推薦）
【宿毛市・大月町・三原村（２〉】
加藤漠 ３９ 自民・現（３）（公明推薦）
今城誠司 ５９ 自民・現（２）（公明推薦）
（２８日現在。各選挙区の横の数字は定数。（）内の数字は当選回数。現・前・元・新、県議会勢力、当選回数などを考慮した順。敬称略）
