2023.02.26 08:35
春野に野球ファンの歓声戻る プレマッチ「西武―ロッテ」3650人楽しむ 第2戦は2/26正午から
県内外から両チームのファンが詰めかけたプレシーズンマッチ(高知市の春野球場=佐藤邦昭撮影)
球場には中四国を中心に各地から大勢のファンが集まり、駐車場には多摩や八王子、千葉など関東ナンバーの車もあった。開場の午前11時には一、三塁側の各入場口に100メートル近い行列ができ、内野スタンドの席は次々と埋まっていった。
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を控えるため、日本代表の佐々木朗希投手(ロッテ)らスター選手は不在。日本代表の帽子で来場した高知市の小松想楽(そら)さん(22)は「見たい選手の半分は侍ジャパンに行っちゃった」と残念そう。それでも「ここでプロ野球が見られるのは年に1回の楽しみ。松川や安田に注目します」とロッテの帽子にかぶり直した。
1軍同士の対決は1点を争う接戦に。外野席のファンは太鼓やトランペットに乗せて応援歌を合唱し、選手にエールを送った。兵庫県姫路市から訪れた西武ファンの佐々木圭介さん(47)は「声出し応援は2019年のクライマックスシリーズ以来。やっぱり声を出すのは球場で応援する醍醐味(だいごみ)。徐々に感覚を思い出しています」と笑顔を見せた。
第2戦は26日正午から同球場で行う。入場無料。(仙頭達也)