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2023.02.24 10:42

「不同意性交罪」に変更、法務省 刑法改正案、被害者側要望踏まえ

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 性犯罪規定を見直す刑法改正案について議論した自民党法務部会=24日午前、東京・永田町の党本部

 性犯罪規定を見直す刑法改正案に関し、法務省は24日、現行の強制性交罪の名称を「不同意性交罪」に改める方針を、自民党法務部会で示した。政府は3月中旬にも閣議決定し、今国会での成立を目指す。処罰要件の改正のほか「性交同意年齢」の引き上げも盛り込む。被害者団体などが「同意のない性行為が処罰されるべきだというメッセージが社会全体で共有されるような名前を」と求め、不同意性交罪への変更を要望していた。


 改正案では、強制・準強制性交罪、強制・準強制わいせつ罪をそれぞれ統合し、名称を「不同意性交罪」「不同意わいせつ罪」とする。強制性交罪は、2017年の刑法改正で、明治時代以来続いた「強姦罪」から名称変更されていた。


 今年2月17日に法制審議会(法相の諮問機関)が答申した強制性交罪などの処罰要件を見直す刑法改正に合わせ、罪名を改める。改正案は「暴行・脅迫」といった要件を、「同意しない意思の形成、表明、全う」のいずれかが難しい状態にして性的な行為をした場合とする。被害者の内心だけを要件とはしていない。

(c)KYODONEWS

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