2023.02.23 15:43
伊方原発3号機、定期検査を開始 ヨウ素濃度上昇も調査
四国電力伊方原発3号機=愛媛県伊方町
四国電力は23日、伊方原発3号機(愛媛県伊方町、出力89万キロワット)の定期検査を始めた。原子炉の設備点検のほか、昨年確認された原子炉冷却水の放射性ヨウ素濃度上昇について、全ての燃料集合体を取り出して原因調査も実施する。
四国電によると、昨年3月、通常1立方センチ当たり約0・1ベクレルの放射性ヨウ素濃度が約3倍に上昇。今月14日時点で約8倍となっている。四国電は、運転上の制限値を大幅に下回っており、外部に影響はないとしている。
5月25日に送電を再開、6月19日に検査を終える予定。