2023.02.22 18:28
ロケット発射寸前に電力数秒途絶 JAXA調査
打ち上げ直前のトラブルで、飛び立つことができなかったH3ロケット1号機=17日、鹿児島県の種子島宇宙センター
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は22日、17日に新型主力機H3ロケット1号機の発射が寸前に中断された際に機体内の電池から主エンジンの制御装置への電力供給が数秒間途絶えていたと明らかにした。電池と装置をつなぐ回路のスイッチがオフになった可能性が高い。衛星の再打ち上げは当面3月10日までの間を目指すが期間を延長できないため、間に合わなければ後日に再設定する必要があるという。
こうした内容は22日の文部科学省の有識者会議でも報告した。
JAXAの記者会見によると、スイッチがオフになった原因はまだ分かっていない。さらに原因を分析するが、部品の交換が必要になる可能性もあるという。