2023.02.20 22:56
トルコ被災地、感染症警戒 地震2週間、支援に移行
【カフラマンマラシュ共同】トルコ・シリア大地震は20日、発生から2週間が経過した。トルコの被災地では捜索活動が縮小し、当局はがれき撤去や被災者支援に重点を移行。避難生活の長期化は必至で、現地の衛生環境が悪化する中、感染症流行への警戒を強めている。
トルコ災害緊急事態対策庁のセゼル長官は20日、生存者の捜索活動は「終わりがきた」と語った。同日も南部ハタイ県を中心に複数の建物で実施したが、近く終了するとの見通しを示した。
同庁によると、余震はこれまでの2週間で6千回以上発生。余震を恐れて自宅に戻れず、避難所に身を寄せる被災者も多い。建物は約11万8千棟が倒壊または激しく損傷した。