2023.02.18 16:55
「核の非人道性直視を」 G7首脳に、広島で議論
核軍縮に関する公開会合で発言する元IAEA検証安全保障政策課長のタリク・ラウフ氏(中央)=18日午前、広島市中区
途上国の人材育成を担う国連訓練調査研究所(UNITAR=ユニタール)は18日、国際原子力機関(IAEA)の元課長や米IT大手マイクロソフト幹部らを広島市に招いて公開会合を開き、核軍縮を加速させるための取り組みを議論した。5月の先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)で、各国首脳に被爆者らと対面して核の非人道性を直視するよう求める意見などが出た。
出席したのは、元IAEA検証安全保障政策課長のタリク・ラウフ氏、マイクロソフトアジア太平洋デジタル外交チームのマイケル・カリミアン氏ら。
出席者からは、ロシアのウクライナ侵攻後、核兵器使用の可能性が高まっているとの声が相次いだ。