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2023.02.18 08:35

早春の岬に紅差す ヤブツバキ―ふるさとの花ごよみ(2)

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鮮やかな紅色の花が春の訪れを知らせている(写真はいずれも土佐清水市足摺岬)

鮮やかな紅色の花が春の訪れを知らせている(写真はいずれも土佐清水市足摺岬)

 厚い葉をつけた木々が枝を絡め合い、濃い緑のトンネルを作っている。春の木と書いて「椿(つばき)」。仰げば早春の日差しを受け、かわいらしい紅色の花々が輝く。

 土佐清水市の足摺岬は、日本有数のヤブツバキの群生地だ。海面から約50メートルの高さにある海岸段丘に、高さ3~5メートルの木々が伸びており、市観光協会によると、その数は「岬の先端部で6万本、半島全体では15万本」とか。強風や潮に強く、はるか昔から人々が「椿油を取るために、他の樹木を伐採したと考えられる」(足摺宇和海国立公園を管理する環境省)。その結果、これだけの群生地となったようだ。

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