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2023.02.16 19:25

差別発言、岸田政権へ憂慮 支援団体ら「法案不十分」

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 元首相秘書官の差別発言を受け、記者会見する「LGBT法連合会」の神谷悠一事務局長(中央)ら=16日午後、東京都千代田区の日本外国特派員協会

 性的少数者や同性婚を巡る元首相秘書官の差別発言を受け、当事者支援団体「LGBT法連合会」と同性婚の実現を目指す公益社団法人「マリッジ・フォー・オール・ジャパン」が16日、東京都内の日本外国特派員協会で記者会見し、岸田文雄政権への憂慮を示し、与野党で議論が続くLGBT理解増進法が不十分な内容になると懸念した。


 連合会の神谷悠一事務局長は、首相秘書官を更迭された荒井勝喜氏が同性婚について「秘書官室は全員反対だ」と発言したことを取り上げ「深刻な状況だ」と批判した。理解増進法案は現状だと差別禁止規定などが法整備されている国際的水準に届かないとした。


 マリッジ・フォー・オール・ジャパンの寺原真希子代表理事は「本当に必要な法整備に着手せず、アリバイ作りのために利用されることを恐れている」と指摘。


 松中権理事は、岸田首相の同性婚導入に関する「家族観や価値観、社会が変わってしまう課題だ」との国会答弁に触れ、地方自治体で広がるパートナーシップ制度などを挙げながら「社会は前向きに変わってきている」と強調した。

(c)KYODONEWS

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