2023.02.16 17:34
H3ロケット、17日に発射 日本の新型主力機、H2A後継
飛行するH3ロケットのイメージ(JAXA提供)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業は、新型主力機H3ロケットの1号機を17日に種子島宇宙センター(鹿児島県)から発射する。2001年に登場した現在の主力機H2Aロケットの後継機で、刷新は約20年ぶり。国産ロケットは昨年、10月に小型機イプシロン6号機が失敗したため18年ぶりに年間の成功ゼロとなっている。
積み荷は、災害状況の把握などに用いる地球観測衛星「だいち3号」。当初は20年度に打ち上げるはずだったが、新開発のLE9エンジンの不具合で設計を見直したり、イプシロン失敗の影響で部品を交換したりしたため約2年の遅れとなる。