2023.02.16 11:25
中国住宅価格36都市で上昇 1月、経済活動が正常化
【北京共同】中国国家統計局が16日発表した1月の新築住宅価格指数は、主要70都市のうち36都市で前月と比べ上昇した。上昇の都市数は前月比で21都市増えた。昨年末以降に当局が新型コロナウイルスの感染を徹底的に抑え込む「ゼロコロナ」政策を転換して経済活動が正常化に向かったことで、不動産取引が活発化したとみられる。
北京市や上海市、重慶市、天津市といった直轄市など多くの大都市で上昇した。ただ、南部の経済の中心地である広東省広州市や同省深セン市では下落している。
不動産は中国経済に与える影響が大きく、復調が遅れればコロナ後の経済成長の足かせになる可能性もある。