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2023.02.16 08:36

ハマちゃん須崎に出向中 「釣りバカ日誌」舞台に―魚信 はっぴぃ魚ッチ

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今年の新年号から須崎を舞台に展開中の「釣りバカ日誌」(ビッグコミックオリジナル)

今年の新年号から須崎を舞台に展開中の「釣りバカ日誌」(ビッグコミックオリジナル)

 今、ハマちゃんが須崎にいるって知ってます?

 そう、あの「釣りバカ日誌」の主人公のハマちゃん(浜崎伝助)。鈴木建設の業務で高知営業所に出向し、元気に竿(さお)を振っているようですよ。

 小学館の「ビッグコミックオリジナル」で1979年から続く釣りバカ日誌。巻頭カラーを飾った新年号(12月20日発売、1039話)から、須崎市が舞台なのだ。

 上司の佐々木室長(映画では谷啓さんが演じていた)が須崎市出身という縁で、鈴木建設が小さな酒蔵の事業継承を支援する―というストーリーが、すでに4号にわたって展開されている。

 もちろん、ハマちゃんは「高知といえば、釣り人の天国…」という下心いっぱい。宿には宅配便で釣り道具がどっさりと届く。箸拳のおきゃくで歓待を受け、須崎港近くでチヌやカサゴを釣り、酒蔵のメンバーとも打ち解けるが…。

     ◇

宿毛湾でタイラバを楽しむ原作者のやまさき十三さん

宿毛湾でタイラバを楽しむ原作者のやまさき十三さん

 原作者のやまさき十三さん(81)は千葉県浦安市在住。初代編集担当者の黒笹慈幾(やすし)さん(72)=高知市=との縁もあり、何度も高知を訪れている。足摺岬の磯でイシダイを狙い、宿毛湾でタイラバを楽しみ、浦戸湾でハイカラ釣りに挑戦するなど、高知の釣りや人情に親しんでいる。

 ストーリーの着想について、電話でお聞きすると「実は、日本酒の酒蔵にするか、焼酎にするかで迷ったんです」と意外な答えが返ってきた。

 「焼酎なら僕の田舎の宮崎が有名。じゃあ日本酒はと考えて、浮かんだのが銘酒のある土佐。須崎は1度釣りに行ったことがあるけど描いたことがないし、伝助の釣りの舞台にもいいと思ってね。今もストーリーを考えていたところです」

 須崎市の楠瀬耕作市長は「有名な作品の舞台になるなんて、うれしいし、誇らしいし、これからの展開が楽しみ。ちょうど、『釣り人にやさしいまちづくり』を検討しているところなんです」と歓迎する。

 同市で長年、書店を営む女性(88)も「お客さんが『須崎が載っちゅう』と言いもって買っていく。待ちかねちょったという人もいる。まだ続くがやろか? そしたら一生懸命に売りますよ」と声を弾ませた。

 作中の土佐弁は黒笹さんらが監修。やまさきさんによると、今月20日発売の1043話では須崎沖でキハダマグロを狙った勝負が繰り広げられ、3月には初ガツオ釣りも描く予定だという。(本紙・ハチ)

高知のニュース 須崎市 まんが 高知の釣り

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