2023.02.14 17:03
浸水センサー、1万個配備へ 国交省、大雨被害を軽減
小型センサーによる浸水監視のイメージ
国土交通省は、大雨被害を減らすため、住宅の外壁や電柱などに小型センサーを取り付け、河川氾濫や浸水を瞬時に観測する体制を構築する。設置や管理が簡単で、自治体や企業と協力し、2023年度からの5年間で1万個の配備を目指す。国交省は早期の避難情報発信や救助、被害把握に役立つと説明。量産化で価格が下がれば、さらに普及するとみている。
夜間などは浸水が起きてもすぐに分からず、低コストの監視網が実現すれば、災害対応を迅速化できそうだ。
センサーは河川に近い地域の住宅や事務所の壁、電柱、自動販売機などに一定の高さで取り付ける。