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2023.02.11 08:48

始まりは10枚の板チョコ…世界一へ私も歩む レスリング・下田結月(学芸中) 全国中学生選手権50キロ級優勝―高新スポーツ賞の顔(2)

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甘い物は今でも大好き。「私が自分用に焼いたスコーンをお兄ちゃんが勝手に食べて困ります」(高知南中高レスリング場=山下正晃撮影)

甘い物は今でも大好き。「私が自分用に焼いたスコーンをお兄ちゃんが勝手に食べて困ります」(高知南中高レスリング場=山下正晃撮影)

 幼き日の下田結月をレスリングへ一層駆り立てたのは、10枚の板チョコレートだった。小学1年生の時に初めて出場した全国大会で、二つ年上の兄とともに優勝。お祝いにお母さんが大好物を贈ってくれた。「うれしくて、(包装紙)10枚全部に名前を書きました」

 レスリングを頑張ればチョコを買ってもらえる―。いたいけな、少女のささやかな喜びはいつしか、勝利がもたらす無上の喜びへと昇華していく。

 昨年は、二つの全国大会で優勝し、夏には初めて世界の舞台にも飛び出した。「視野が広がる1年でした」。周囲を明るく照らすような笑顔で、レベルアップの手応えをかみしめた。

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