2023.02.10 18:23
自動車大手5社、円安で増益 半導体不足の長期化が課題
自動車大手7社の22年4~12月期連結決算
自動車大手7社の2022年4~12月期連結決算が10日、出そろった。外国為替市場での円安ドル高を追い風に売上高は全社が大幅に伸び、ホンダやマツダなど5社が増益を確保した。半導体不足が長期化しており、今後の課題となる。
トヨタ自動車と日産自動車は減益だった。トヨタは原材料高が利益を圧迫した。日産はロシア事業の撤退に伴う損失が響いた。
純利益は、ホンダが前年同期比0・2%増の5831億円だった。新型コロナウイルス流行による中国での四輪販売減少分を、円安効果や二輪販売の増加で補った。マツダは約3・5倍の1035億円となった。スズキやSUBARU、三菱自動車も大幅に増えた。