2023.02.10 17:30
VRで大地震を疑似体験 東京消防庁制作、防災授業
大地震を疑似体験できる東京消防庁制作のVR映像を見ながら、授業で発表する女子生徒=10日午後、東京都渋谷区
子どもたちの防災学習に役立てようと、大地震を疑似体験できる東京消防庁制作のVR(仮想現実)映像を取り入れた授業が10日、東京都渋谷区の区立原宿外苑中で行われた。2年生の約80人がタブレット端末で視聴し「逃げ出せるようドアを開けておこう」「物が落ちそうなのでかばんで頭を守るべきだ」などと議論した。
東京消防庁によると、小中学生に地震災害のイメージを持ってほしいとの考えで映像を制作。学校編、通学路編、自宅編に分かれ、画面が大きく揺れた後、窓ガラスが割れたり、棚が倒れたりする。
佐藤エレンさんは授業後「普段の避難訓練よりも実際に地震が起きたイメージを持って学べた」と話した。