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2023.02.04 08:42

高知県警1次異動 刑事部長に原田氏、高知署長は藤谷氏 7署長交代 サイバー犯罪対応へ課新設

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 高知県警は3日、警視正や警視など幹部中心の第1次異動(17日付)を発表した。刑事部長に原田哲・高知署長、高知署長に藤谷周三郎・生活安全部長を起用。署長は12署中7署で交代する。機構面では「サイバー犯罪対策課」を新設し、高度化、複雑化するサイバー犯罪への対応を強化する。警部補以下が中心の第2次異動は3月10日に発表する。

 今春の統一地方選のため、1次異動の時期を例年より約1カ月早めた。退職する幹部のうち警視正は中内典明・刑事部長と竹村公志・交通部長の2人。警視は中嶋正人・生活安全部地域参事官ら9人。1次異動の規模は142人で、前回統一地方選があった4年前と同規模になった。

 刑事部長に就く原田氏は、選挙違反や知能犯などの刑事部門や、管理部門に精通している。生活安全部長に北村昌巳・高知南署長、交通部長には室津康博・警務部参事官兼首席監察官を起用した。

 署長人事は、高知南署に柳瀬泰明・警務部総務参事官、南国署に竹内雄一・刑事部参事官兼組織犯罪対策課長、佐川署に半田憲賢・県民支援相談課長、宿毛署に武政宏・高知南署副署長と、いずれも統一地方選を見据えて捜査2課の経験者を配置。このほか高知東署に形岡謙譲・交通部参事官兼交通企画課長、土佐署に岡潔・高速道路交通警察隊長を充てた。

 サイバー犯罪対策課は課長以下14人態勢で始動する。県警によると、不正アクセスやネット詐欺などのサイバー犯罪の相談件数は、2022年は989件で19年(429件)の2倍以上に急増。捜査力をより強めるとともに、他県警との連携や専門的な人材の育成にも力を入れる。

 同課の新設に伴って「生活環境課」をなくし、生活経済や環境、風俗といった事案の捜査は「生活安全企画課」(29人態勢)に移す。また、改修中の旧高知署別館に地域課自動車警ら隊(7人)と捜査1課機動捜査隊(20人)を置いて県中心部の初動体制を強化する。(村上和陽)

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