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2023.02.02 17:00

ロシア大統領、戦車供与を批判 「ナチズム、現代の装いで脅威」

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 1日、ロシア南部ボルゴグラードで、旧ソ連の指導者スターリン(中央)らの像の除幕式に出席した人々(タス=共同)

 ロシアのプーチン大統領は2日、第2次大戦の激戦の一つ「スターリングラード攻防戦」の舞台となったロシア南部ボルゴグラードで、ソ連軍がナチス・ドイツ軍に勝利してから80年の記念行事に出席した。「十字のマークを付けたドイツの戦車レオパルトが再びロシアを脅かしている」と述べ、ロシアが侵攻したウクライナに戦車供与などの軍事支援を続ける欧米を批判した。


 プーチン氏は「ナチズムのイデオロギーが現代的な装いでロシアの安全に直接の脅威を与えている」と述べ、ウクライナのゼレンスキー政権を非難。「われわれはまたも、欧米の集団的侵略への反撃を迫られた」と主張した。


 今月24日で開始から丸1年となるウクライナ侵攻。プーチン氏には、ナチス・ドイツ軍を破った歴史的攻防戦になぞらえることで侵攻を正当化するとともに、最終的なソ連軍勝利への転換点となった戦果を強調して前線の士気を高め、国民に団結を訴える狙いがあったとみられる。


 ボルゴグラードはソ連時代、当時の独裁者スターリンの名を取ってスターリングラードと呼ばれていた。

(c)KYODONEWS

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