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2023.02.01 08:00

小社会 待ち遠しい

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 一年で最も寒い時季はいつか。気象庁の平年値を調べたところ、高知市の最低気温が最も下がるのは1月26~31日で1・8度。最高気温が最も低くなるのは1月24~28日の11・8度だった。

 つまり、既に寒さも底を打ったといえそうだ。もちろん平年の話であって、寒い日はこの先も続く。実際よく晴れ渡ったきのうの高知市も、最高気温は11・3度止まり。平年の最も寒い時季を下回っていた。

 それでも次第に暖かくなると思えば気持ちも明るくなる。「近年急に年を取ったせいか毎年春の来るのが待ち遠しくなった。何よりも気温の高くなるのが、ありがたいのである」。高知ゆかりの物理学者、寺田寅彦も随筆「春六題」につづっている。

 きょうから2月。気温はともかく、日も延びて、季節の変化を少しずつ感じられるようになった。高知城の「梅の段」を訪れると、まだ一部だが花が咲き始めていた。季節をうかがうかのようにぽつりぽつりと。その周りでは、ぷくっと膨らんだつぼみが準備を整える。

 準備といえば私たちの暮らしもまた同じだろう。県内では私立高校で相次いで卒業式があり、公立高校入試の願書受け付けも始まった。働く大人たちは春闘へ。

 お城で何組かの外国人観光客のグループとすれ違った。これもコロナ禍という「厳冬」の終わりを告げるものであればよいが。移ろいが待ち遠しい。まもなく「立春」。暦の上にも春が訪れる。


2月1日のこよみ。
旧暦の1月11日に当たります。かのえ とら 九紫 大安。
日の出は7時02分、日の入りは17時37分。
月の出は13時30分、月の入りは3時40分、月齢は10.3です。
潮は若潮で、満潮は高知港標準で4時43分、潮位124センチと、14時35分、潮位130センチです。
干潮は9時34分、潮位104センチと、22時00分、潮位24センチです。

2月2日のこよみ。
旧暦の1月12日に当たります。かのと う 一白 赤口。
日の出は7時02分、日の入りは17時38分。
月の出は14時19分、月の入りは4時36分、月齢は11.3です。
潮は中潮で、満潮は高知港標準で5時20分、潮位135センチと、15時39分、潮位135センチです。
干潮は10時35分、潮位96センチと、22時44分、潮位13センチです。

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