2024年 04月29日(月)

現在
6時間後

こんにちはゲスト様

高知新聞PLUSの活用法

2023.01.30 08:21

「学校新聞づくりコンクール」2022年度の金賞作品

SHARE

【中学校】大用中「大用中学校生徒会」

【小学校高学年】東中筋小5年「こめ好き研究隊」

【小学校中学年】窪川小4年「給食探検隊」

【小学校低学年】利岡小1・2年「ハッピーグループ」


【審査評】驚きや疑問を大事に
 応募された70点の学校新聞には、各学校で取り組む体験学習、地域活動をテーマにしたものが多く見られました。上位入賞した作品は、児童生徒が感じた驚きや疑問を大事にして、調べ学習で探究を深め、伝えたい内容を絞って表現できていました。

 小学校低学年では、地域での学習をまとめた作品が目立ちました。人に話を聞き、施設を訪れて感じた気付きや驚きを、写真や絵も使って伝えていました。

 利岡小は、初めて地元の鉄道に乗った1・2年生が、体験の楽しさを自分の言葉で表現。同年代の読み手に分かりやすい記事で、列車に乗ったことがない人たちに「乗ってみようかな」と思わせる新聞作りに成功しました。工夫したレイアウトにも評価が集まりました。

 中学年では、学校生活や地域課題を取り上げ、独自の切り口で深く取材したと思わせるものがある一方、日記風のものや、資料を読めば分かるような一般的な話にとどまっているものもありました。

 窪川小は、学校給食に注目し、町ならではの献立を紹介したり、給食センターで働く人にインタビューしたりして、さまざまな角度から掘り下げました。写真や地図、イラストの配置を工夫し、4こま漫画も掲載。めりはりの利いた紙面に仕上げました。

 高学年では、学習内容を地域のために役立てたいという思いを感じる作品が目立ちました。アンケートなどを行って根拠を示し、構成力の高さを感じる新聞もありました。

 東中筋小は、コメが実らなかったという“事件”をきっかけに、原因究明に向けた学習を開始。写真や図解を効果的に使って、読み手に伝わりやすい紙面を作りました。コメ作りの失敗を「失敗のままで終わらせない」という児童の強い思いが新聞から伝わってきました。 

 中学校の部では、以前は取材内容を「詰め込んだ」印象の新聞が少なからずありましたが、最近は写真やイラストをうまく配置した作品が増えています。中学生ならではの企画を盛り込んだ紙面作りに挑戦してほしいです。

 大用中は、地元での酒米作りや伝統漁法などを丁寧に取材。地元の絶景ポイントは、複数の写真を使って季節による違いを紹介しました。記事や見出しを通して、生徒たちの深い地元愛が伝わってきました。

《銀賞》
【小学校低学年】
◆橋上小1・2年「生きもの大すき3人ぐみ」
◆東山小2年「東山小2年1組」

【小学校中学年】
◆大栃小3・4年「おおどちもり上げ隊」
◆足摺岬小3・4年「命を守るヒーロー」

【小学校高学年】
◆宿毛小5年「荒瀬山魅力発信隊」
◆中村小5年「四万十市の利用しやすい店チーム」

【中学校】
◆本川中3年 宗石優良
◆片島中「ビーバーズ」

《参加校一覧》
【小学校の部】
 安芸第一(安芸市)▽山田、大栃(香美市)▽十市(南国市)▽蓮池、宇佐(土佐市)▽伊野南(いの町)▽大野見(中土佐町)▽窪川(四万十町)▽南郷(黒潮町)▽下田、竹島、東山、中村、蕨岡、大用、利岡、具同、八束、東中筋、中筋、中村南、西土佐(四万十市)▽清水、足摺岬(土佐清水市)▽大島、宿毛、橋上(宿毛市)▽大月(大月町)

【中学校の部】
 赤岡(香南市)▽鏡野(香美市)▽城東、高知(高知市)▽本川(いの町)▽佐賀(黒潮町)▽下田、市立中村、大用(四万十市)▽片島(宿毛市)

高知のニュース 四万十市 四万十町 学校新聞コンクール 教育

注目の記事

アクセスランキング

  • 24時間

  • 1週間

  • 1ヶ月