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2023.01.29 08:29

無数のカッター刃を机に差し込む 6年半の作業痕がアートに 高知市の事業所利用者「制作」 高評価受け全国で展示

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6年半の作業で大きく膨らんだ机

6年半の作業で大きく膨らんだ机

刃を差し込み続けた作業机に座る辻野正三さん=左=と、支援者の岡村忠弘さん(高知市の「青い空」)

刃を差し込み続けた作業机に座る辻野正三さん=左=と、支援者の岡村忠弘さん(高知市の「青い空」) 

カッター机のエックス線写真

カッター机のエックス線写真

展覧会場の風景。ホステルの一室に机が置かれていた(岡山県玉野市、井戸宙烈さん撮影)

展覧会場の風景。ホステルの一室に机が置かれていた(岡山県玉野市、井戸宙烈さん撮影)

 高知市の障害者就労施設に通う辻野正三さん(73)は毎日、千個ほどの段ボール箱を開けていた。カッターナイフの切れ味が悪くなるたびに、古い刃を作業机の天板に差し込み、差し込み…。周囲に止められても続けること6年半。辻野さんが作業した場所だけぷくりと膨らんだ机は、人々の心を揺さぶる〝アート作品〟となった。

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