2023.01.28 06:00
電通担当者、談合認める供述 五輪テスト大会事業入札
電通本社ビル
東京五輪・パラリンピックのテスト大会を巡る入札談合事件で、広告最大手の電通で業務に関わった複数の担当者が、東京地検特捜部の任意の事情聴取に対し、談合をしたと認める供述をしていることが27日、関係者への取材で分かった。いずれも当初は違法性の認識はなかったと説明していたとみられる。
特捜部は、大会組織委員会の大会運営局元次長が主導的な役割を担い、電通からの出向者、電通本体の担当者らが関与したとみて、独禁法違反(不当な取引制限)の疑いで捜査。年明けから態勢を拡充し、公正取引委員会と連携して解明を進めている。