2023.01.26 17:05
「緊急避妊薬」市販実現を 意見公募受け、団体が会見
「緊急避妊薬」の市販化に関し記者会見する市民団体の染矢明日香共同代表(左)ら=26日午後、厚労省
性暴力や避妊の失敗などによる望まない妊娠を防ぐ「緊急避妊薬」の市販化に関し、市民団体が26日、意見公募を実施している厚生労働省に要望書を提出し、記者会見で「薬を必要とするすべての女性がアクセスできる権利を実現してほしい」と訴えた。
緊急避妊薬は性交後72時間以内に服用すれば高い確率で妊娠を防ぐ。薬局などで買えるようになる市販化を巡っては、厚労省の検討会議が2017年に議論して解禁を見送り、再度の議論を経て、今月末まで意見公募を実施している。
団体は「緊急避妊薬の薬局での入手を実現する市民プロジェクト」。要望書では「真摯に受け止めてください」と国に求めた。