2023.01.22 16:44
地域医療、23年度から再編議論 医療費膨張を抑制
厚労省が入る中央合同庁舎第5号館=東京・霞が関
政府は、高齢者数がピークとなる2040年ごろを見据え、23年度から地域医療の再編に向けた議論を始める。高齢者の増加に伴う医療費膨張の抑制のほか、医療ニーズの変化に対応する狙い。議論を踏まえ、各都道府県に必要となる病床数の推計を求める。再編を巡っては、都道府県が25年時点を想定した「地域医療構想」を策定しており、更新する形となる。関係者が22日明らかにした。
厚生労働省が2年間をかけて議論し、25年度に各都道府県が高度医療やリハビリ向けなどの病床数のほか、在宅医療の需要の推計を盛り込んだ構想をまとめる方針。